世界の動きと酒田の未来

2018年11月26日
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11月22日、寺島実郎先生の「生き残る地域となるには-世界の構造変化と日本の進路-」と題するご講演を拝聴しました。
寺島先生は、多摩大学学長、一般財団法人日本総合研究所会長であり、東北公益文科大学客員教授も務めていただいています。

酒田市では平田牧場グループの新田嘉一会長からの寄付をもとに基金を造成し、毎年、先進的な取組みで地域の産業振興に貢献した市内の企業・団体などに奨励金を交付するとともに、あわせて寺島先生の記念講演、そして寺島先生と佐高信先生との対談を実施しています。

講演内容は地元新聞にも掲載されていますが、ものづくりよりデータリズムの台頭、米中物流+アジアダイナミズムから捉える日本海物流時代、高齢者を活かしきる社会システムの必要性など、示唆に富むお話が多くありました。
中でも印象深かったのは、現代日本社会への警鐘として、インターネットやAI技術の進展によって、自分の頭で考えることの重要性がわからなくなってきていること。答えが綺麗に説明されていないと納得しない人間が増えつつあること。

これでは現実に危機が訪れたときに人間はパニック状態になり持ちこたえられないとの指摘です。マニュアル依存、前例主義、模倣主義では、課題の克服ができないのだと言います。確かに自分にも当てはまる場面が多々あります。

数ある予測データの中でも経済予測は外れる場合が多いが人口予測は確実に当たる。そう断言された寺島先生。人口減少が深刻なわが酒田市。
女性や人生経験の豊富な高齢者が活躍できる仕組み、港のある優位性、これらを具体的にまちづくりに組み込む知恵と努力を肝に命じた一日でした。

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