小松隆二先生おめでとう!そしてニュージーランドとの交流実現へ。

2016年10月26日

写真:総督から勲章を受ける小松隆二先生

東北公益文科大学の初代学長を務められた小松隆二先生が長年にわたるニュージーランド研究と日本とニュージーランドとの架け橋として尽力された功績により、このほどニュージーランド政府からメリット勲章を授与されました。小松先生と一緒に東北公益文科大学の立ち上げに関わらせていただき、現在、大学の副理事長職を務める私にとっても大変感慨深い出来事です。10月20日にニュージーランドの首都ウエリントンで授賞式が行われ、酒田市を代表して矢口副市長が同席しました。矢口副市長は、東北公益文科大学教授時代、同大学のニュージーランド研究所長を務めており、私がぜひにとお願いしたものです。

実は、今、国では2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向け、スポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興等に資する観点から、参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体を「ホストタウン」として全国各地に広げることとしており、これまで91件が登録されています。この11月に第3次申請を受け付けることとされており、酒田市では、酒田みなとトライアスロン「おしんレース」の31回もの実施実績や東北公益文科大学を通じたニュージーランドとのこうした関わりもあって、トライアスロン競技でニュージーランドとのホストタウン登録を目指しています。日本・ニュージーランド両国のトライアスロン協会、ニュージーランド大使館との折衝は済んでおり、あとはニュージーランド政府のお墨付きがあれば盤石と考え、この機会に副市長からは政府関係者との接触をもお願いしています。

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写真:小松隆二先生ご夫妻

ニュージーランドはまちづくりに対する市民参画意識が高い国であり、ホストタウン登録後の相互交流は、単にスポーツ分野に留まらず、教育、芸術文化、福祉政策、産業振興、自然環境の保全、住民の地域貢献活動、市政への住民参画システム構築の面でも、酒田市の人財育成に大きく寄与できると考えています。
「大学まちづくり」を標榜してきた私にとっては、ニュージーランドとの交流実現は長年の懸案であり、ホストタウン登録はエポックメーキングな出来事となります。

今後、11月3日午後2時からは東北公益文科大学において小松隆二先生の記念講演会があるほか、近々中に新任のニュージーランド大使にも酒田においでいただき酒田をアピールさせてもらう考えです。ニュージーランドとの交流が、単に私自身の自己満足に終わらせることなく、目指す市民風土づくりに繋がるように具体的な交流事業を展開していければと思っています。