いよいよ、平成30年度が始まりました。
新庁舎も外構を含めて工事が全て完了し、文字どおり新たな気持ちでの年度スタートとなりました。これを記念し、荘内銀行様から手織りじゅうたん「山形緞通」で有名なオリエンタルカーペット社製造のタペストリーを御寄贈いただきました。本市の東京オリンピック・パラリンピック・ホストタウンでもあるニュージーランドの羊毛で酒田の町のシンボル「山居倉庫(さんきょそうこ)」を織り込んだこのタペストリー、庁舎内も一段と華やかになりました。
平成30年度は、多くの市民の皆さんの参画を得て二年間をかけて策定した新酒田市総合計画の初年度となります。その合言葉、「賑わいも暮らしやすさも共に創る公益のまち酒田を目指して」を市民と市職員がしっかり共有して、市役所が一つになってこの計画に盛り込まれた施策に取り組んでいきたいと思います。
3月21日の朝のNHKニュースで、慢性的にトイレに行きたくなる症状に悩むこと人たちのために街のトイレマップを作ろうとする若き起業家2人の男性の話題がありました。色々な課題にぶつかり行き詰まりを感じて日本で成功した企業創業者たちの著書を検証するのですが、その中で創業者たちの起業の信念に「何かの役に立ちたい」という強い気持ちがぶれずにあることに気づき、また歩みを重ねるというものでした。
民間ではない我々市職員の仕事、そしてその心は何か。それは「市民の役に立つ」。一にも二にもこれしかありません。そのトップである私の務めもまた同じであり、私のブログのタイトル画面の末文「人財と風土が支える産業・交流都市酒田をつくるために働ききる」、このことを改めて肝に銘じて新年度のキックオフにしたいと思います。