平成29年度がスタートしました。
4月1日早々、国内クルーズ船「飛鳥II」が酒田港に入港、多くの観光客が酒田市内に降り立ち酒田の街を楽しみました。2日には、交流都市である東京都武蔵野市の桜祭りパレードに酒田の大獅子2体が参加、9日には、待望の「中町にぎわい健康プラザ」のオープン、そして18日にはアメリカ・オハイオ州デラウエア市との姉妹都市締結の日を迎えます。さらに、酒田市が中心となって申請した北前船寄港地の日本遺産申請の結果発表が25日あたりに行われるとの情報も入ってきています。
年度スタートからワクワクするような出来事満載です。このワクワク感は4月だけに止まりません。酒田の元気を再燃させるために、年度を通じて多くの仕掛けが組まれています。市民の皆さんが、自分の街を愛するきっかけになれば、仕事に生活にエネルギーを沸き立たせる端緒になれば、そんな思いを本年度のこうした事業に込めました。
さて、4月15日にアメリカ・オハイオ州デラウエア市から、市長、シティマネージャー(※)、市にある大学の副学長夫妻、企業の代表といった皆さんが酒田を訪れ、市内の施設訪問や市民各層との交流、そして18日には姉妹都市の調印式を行います。
アメリカ・オハイオ州デラウエア市は、20年前から本市中学生が毎年訪問しホームステイや交流活動を行う「はばたき」事業でお世話になっている、アメリカの中でも歴史と伝統のある市です。これからの自治体間交流、市民交流拡大の弾みにすべく、市民の笑顔と咲き誇る桜で歓待したいと思います。
※ 市長と議会の二元代表制をとり市長を行政の主体とする日本と違い、アメリカでは市議会(デラウエア市では市政委員会といって7名の委員が選ばれその中から2年任期の市長が選任されます。)が行政の専門職であるシティー・マネージャーを任命し行政を任せる仕組みを採用する市が多数を占めます。この制度のもとでは、市議会は政策の決定、条例の制定、予算の認定、マネージャーの任命を行い、市長は非常に儀礼的な仕事や市議会の議長的な行為を行います。